MLMの相談件数は多い?国民生活センターの事例から見る実態

MLM(マルチレベルマーケティング)やネットワークビジネスに関するトラブルは、現在も全国の消費生活センターへ多数寄せられています。

「昔より減っているのでは?」と思われることもありますが、国民生活センターのデータを見ると、毎年数千件から1万件前後の相談が継続して発生しており、依然として注意が必要な取引形態であることがわかります。

本記事では、国民生活センターや消費者庁の公表資料をもとに、MLMに関する相談件数の推移や実際の相談事例、近年の傾向について詳しく解説します。

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MLM(マルチ商法)とは?

MLMとは、商品やサービスを購入して会員となり、自ら販売活動を行うとともに、新たな会員を勧誘することで報酬を得るビジネスモデルです。

法律上は「連鎖販売取引」と呼ばれ、特定商取引法による規制対象となっています。

MLM自体は違法ではありませんが、

  • 強引な勧誘
  • 誇大な収入説明
  • 高額な商品購入
  • 解約トラブル

などが発生しやすく、消費者相談が後を絶ちません。


MLMの相談件数はどれくらいある?

国民生活センターが公表しているPIO-NET(全国消費生活情報ネットワークシステム)のデータによると、マルチ取引に関する相談は毎年多数発生しています。

近年の相談件数

年度相談件数
2022年度6,844件
2023年度5,154件
2024年度4,117件
2025年度(5月末時点)415件

国民生活センターによると、マルチ取引では解約や返金に関する相談が特に多くなっています。

また、少し前のデータでは、

  • 2016年度:11,367件
  • 2017年度:11,966件
  • 2018年度:10,581件
  • 2019年度:11,616件

と、年間1万件を超える相談が続いていました。

件数は以前より減少傾向にあるものの、現在でも数千件規模の相談が継続して発生している状況です。


なぜMLMの相談が多いのか?

MLMの特徴として、人間関係を利用した勧誘が行われることがあります。

そのため、

  • 友人
  • 知人
  • 同級生
  • 職場の同僚
  • SNSで知り合った人

から勧誘されるケースが少なくありません。

契約後に問題が発覚しても、

「友人だから断りづらい」

「人間関係が壊れそう」

という理由で相談が遅れる傾向があります。


国民生活センターに寄せられる代表的な相談事例

事例①「必ず儲かる」と勧誘された

相談の中でも特に多いのが収入に関するトラブルです。

勧誘時には、

  • 月収50万円は簡単
  • 誰でも成功できる
  • 不労所得になる

などと説明されたものの、実際にはほとんど利益が得られなかったというケースがあります。

特定商取引法では、将来の利益を断定的に説明する行為は問題となる場合があります。


事例② 学生が借金して契約した

国民生活センターでは若者の被害についても注意喚起しています。

友人に誘われて参加したセミナーで、

  • 「借金してもすぐ返せる」
  • 「紹介料ですぐ回収できる」

と説明され、借入れをして入会金を支払ったケースもあります。

その後、思うように収入が得られず、返済だけが残ってしまうケースが発生しています。


事例③ SNS経由で勧誘された

近年増えているのがSNSを利用した勧誘です。

InstagramやLINEなどで知り合った人から、

  • 副業
  • 起業
  • 投資
  • 自由な働き方

などをきっかけに説明会へ誘導されるケースがあります。

特に若年層の相談が目立っていることが指摘されています。


事例④ 商品やサービスの解約ができない

マルチ取引の相談では、解約や返金に関するものが非常に多いとされています。

例えば、

  • サプリメント
  • 化粧品
  • 健康食品
  • セミナー
  • 情報商材

などを購入したものの、

  • 解約方法が分からない
  • 返金を断られた
  • クーリングオフを知らなかった

という相談が寄せられています。


最近増えている「モノなしマルチ」とは?

近年、国民生活センターが特に注意喚起しているのが「モノなしマルチ」です。

従来のような健康食品や化粧品ではなく、

  • 投資スクール
  • 副業ノウハウ
  • オンラインサロン
  • 情報商材

などを利用した勧誘が増えています。

特徴としては、

  • 商品の実態が分かりにくい
  • SNSで勧誘される
  • 若者がターゲットになりやすい

ことが挙げられます。


MLMトラブルに遭ったらどうする?

もし以下のような状況にある場合は、早めに相談することが重要です。

  • 強引な勧誘を受けた
  • 高額な契約をした
  • 解約したい
  • 借金を勧められた
  • 契約内容が説明と違う

MLM(連鎖販売取引)は法律によってクーリングオフや中途解約制度が認められている場合があります。


消費生活センターへの相談方法

MLMトラブルで困った場合は、消費者ホットラインを利用できます。

消費者ホットライン:188(いやや!)

最寄りの消費生活センターにつながり、専門の相談員からアドバイスを受けられます。相談は原則無料です。


まとめ

MLMに関する相談件数は、過去には年間1万件を超える水準で推移しており、現在も毎年数千件規模の相談が全国の消費生活センターへ寄せられています。

特に多い相談内容は、

  • 「必ず儲かる」と勧誘された
  • 高額な契約をした
  • 借金を勧められた
  • SNSで勧誘された
  • 解約や返金ができない

といったものです。

相談件数は減少傾向にあるものの、トラブルがなくなったわけではありません。勧誘を受けた際はその場で契約せず、少しでも不安を感じた場合は消費生活センターや専門機関へ相談することが大切です。

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日本国内 MLM企業 注目度ランキング30

日本での検索注目度をもとに整理したMLM企業ランキングです。

順位 企業名 特徴
1 アムウェイ 国内で圧倒的な知名度を持つ最大級のMLM企業。
2 三基商事 ミキプルーンで知られ、商品名検索も非常に多い老舗企業。
3 フォーデイズ 核酸ドリンクで知られ、中高年層を中心に認知が高い。
4 ニュースキン 美容機器・スキンケア・サプリ分野で根強い人気がある。
5 ナチュラリープラス 健康食品・美容分野で広く認知され、安定感がある。
6 フォーエバーリビング アロエベラ製品で有名な世界的MLMブランド。
7 ドテラ 精油・アロマ分野で近年特に注目度が高い企業。
8 ハーバライフ ダイエット・栄養サポート系で継続的な知名度を持つ。
9 メラルーカ 日用品中心で、固定ファンの多いMLM企業。
10 ヤングリビング 精油・アロマ系の代表的ブランドとして認知される。
11位〜20位を見る
順位 企業名 特徴
11 ベルセレージュ 熱心な支持層を持ち、検索需要も高めの企業。
12 ニナファーム 美容・健康系で存在感のあるMLM企業。
13 グラント・イーワンズ 補整下着・美容分野で高い認知を持つ。
14 アトミ 近年、日本でも注目度が上がっている海外系企業。
15 ユニシティ サプリメント分野で長年活動が続く安定企業。
16 セプテム 美容機器・スキンケア分野で認知度がある。
17 エリナ ヘアケアや健康食品で知られるMLM企業。
18 シナジー サプリメント系で継続的に検索されるブランド。
19 サンクスアイ 植物性ミネラル関連で知られる健康系企業。
20 リーウェイ 近年注目を集めやすい成長系MLMの一つ。
21位〜30位を見る
順位 企業名 特徴
21 マナテック 健康食品分野で一定の知名度を持つ企業。
22 ユサナ 科学系サプリの印象が強い海外系MLM。
23 アイビー化粧品 美容分野で長く認知されている企業。
24 高陽社 パインハイセンスで知られる老舗系企業。
25 赤塚 パイロゲンで知られ、商品名検索も目立つ。
26 アシュラン スキンケア分野で継続的に検索される企業。
27 シャクリー 老舗の海外系MLMとして一定の認知がある。
28 インヴェル 寝具・健康分野で話題になることがある企業。
29 アフロゾーン 美容寄りの分野で認知されるMLM企業。
30 ライフバンテージ 海外系の健康関連MLMとして知られる。