ワールドベンチャーズとは?会社概要・DreamTrips・ビジネスモデルを解説

ワールドベンチャーズ(WorldVentures)は、旅行会員サービス「DreamTrips(ドリームトリップス)」を中心に展開していたネットワークビジネス(MLM)企業です。

一般的なMLM企業が健康食品や化粧品を販売するのに対し、ワールドベンチャーズは「旅行体験」を商品として販売していた点が大きな特徴でした。2005年の創業以来、世界40か国以上に展開し、多くの会員を獲得しました。

しかし、2020年に米国で連邦破産法第11章(チャプター11)の適用を申請し、その後事業再編を経てDreamTrips Internationalへ移行しています。


ワールドベンチャーズとは?

ワールドベンチャーズは2005年にアメリカで設立されたMLM企業です。

旅行クラブ型のビジネスモデルを採用し、「DreamTrips」という会員制旅行サービスを販売していました。

同社は、

  • 旅行クラブ会員権
  • 割引旅行サービス
  • グループ旅行
  • 会員限定イベント

などを提供していました。


会社概要

項目内容
会社名WorldVentures Holdings LLC
設立2005年
本社アメリカ・テキサス州
販売方式MLM(連鎖販売取引)
主力商品DreamTrips
業種旅行クラブ・会員制旅行サービス

創業当初は急速に成長し、世界中に独立販売員(Independent Representatives)を抱える大規模なMLM企業となりました。


DreamTripsとは?

DreamTripsはワールドベンチャーズの主力商品でした。

会員は月額料金を支払うことで、

  • 会員限定旅行
  • 特別価格のツアー
  • リゾート宿泊
  • グループ旅行イベント

などを利用できる仕組みでした。

ワールドベンチャーズの有名なキャッチコピーとして、

「You Should Be Here!(あなたもここにいるべきだ)」

が使われていました。


ワールドベンチャーズのビジネスモデル

ワールドベンチャーズは旅行サービスを販売するMLM企業でした。

日本の法律では「連鎖販売取引」に該当するビジネスモデルです。


会員権の販売

会員はDreamTripsへ加入し、月額費用を支払います。

その代わりに会員限定の旅行プランを利用できます。


紹介ボーナス

新しい会員を紹介すると報酬が発生する仕組みでした。


組織報酬

紹介した会員がさらに新規会員を紹介すると、組織売上に応じた報酬が支払われる仕組みでした。


継続収入型モデル

DreamTripsはサブスクリプション型の旅行クラブだったため、会員が継続する限り売上が発生する仕組みでした。


ワールドベンチャーズの特徴

商品が旅行だった

多くのMLM企業は、

  • サプリメント
  • 化粧品
  • 日用品

などを販売しています。

一方ワールドベンチャーズは、

旅行体験そのものを商品化していた

という珍しい特徴がありました。


世界展開していた

最盛期には40か国以上へ展開し、数十万人規模の販売員ネットワークを持っていたとされています。


イベント文化が強かった

世界各地で大規模イベントやセミナーが開催されていました。

旅行とライフスタイルを前面に出したマーケティング戦略が特徴でした。


ワールドベンチャーズはなぜ破綻したのか?

2020年、ワールドベンチャーズは米国でチャプター11(連邦破産法第11章)の適用を申請しました。

主な要因としては、

  • 新型コロナウイルスによる旅行需要の急減
  • 旅行業界全体の低迷
  • 財務問題

などが挙げられています。

旅行を主力商品としていたため、パンデミックの影響を大きく受けたとされています。


現在のワールドベンチャーズはどうなった?

破産手続き後、ワールドベンチャーズの主要資産はVerona International Holdingsに売却されました。

その後、

DreamTrips International

として事業が継続されています。

現在はワールドベンチャーズという企業名よりも、DreamTripsブランドが前面に出されています。


ワールドベンチャーズの評判

良い評判

利用者からは、

  • 旅行好きには魅力的
  • 世界中に仲間ができる
  • 会員限定旅行が楽しい
  • コミュニティが活発

といった意見がありました。


悪い評判

一方で、

  • 月額費用が高い
  • 勧誘が中心になりやすい
  • 旅行代金が必ずしも安くない
  • MLMに抵抗がある

といった意見も見られました。


ワールドベンチャーズは違法だったの?

結論として、

ワールドベンチャーズ自体が違法企業と認定されたわけではありません。

同社は旅行クラブ型MLMとして運営されていました。

ただし、MLM全般に共通して、

  • 勧誘目的を隠す
  • 必ず儲かると説明する
  • 収入を保証する

といった行為は法律違反になる可能性があります。


まとめ

ワールドベンチャーズは2005年に設立された旅行系MLM企業で、会員制旅行サービス「DreamTrips」を主力商品として世界展開していました。

特徴としては、

  • 旅行クラブ型MLM
  • DreamTripsを中心とした事業
  • 世界40か国以上へ展開
  • 旅行体験を販売する独自モデル

などが挙げられます。

しかし2020年に破産申請を行い、その後はDreamTrips Internationalへ事業が引き継がれました。現在、ワールドベンチャーズ単独の事業は実質的に終了しており、DreamTripsブランドとして継続されています。